インプラントとは？
歯を喪失した顎の骨に、チタン製のスクリュー（インプラント）を埋入すると骨との結合が起こります。
その強固な固定源（インプラント）を利用し、歯や入れ歯を固定させ、しっかりした噛み合わせ、審美性を飛躍的に回復させる方法です。
その他の治療法との違い
歯が中間で1本抜けた場合
ブリッジ
抜けた歯の両隣の天然歯を削って人口の歯（ブリッジ）を被せる方法です。
両隣が健康な天然歯であっても、削ることになります。
インプラント
インプラントは隣の健康な歯を削ることなく植立し、人工歯を取り付けます。
自分の歯と区別のつかないほど自然な状態となります。
歯が中間で2本抜けた場合
ブリッジ
抜けた2本の歯の部分に加わる大きな力を支えるため、数本の健康な歯を削ります。支える健康な歯には、大きな負担になります。
インプラント
抜けた数だけのインプラントを植立できます。
顎の骨にしっかり固定されているので強い力で噛むことができます。
奥歯が数本抜けた場合
部分入れ歯
取り外しの入れ歯を作り、バーを左右に渡し、止め金でも固定します。バーや止め金には異物感が伴い、口臭の原因にもなります。
インプラント
数本のインプラントを植立し連結します。
入れ歯を固定するバーや止め金が不要となり、口の中もすっきりします。
歯が全部抜けた場合
総入れ歯
全部に床のついた入れ歯を装着します。
顎の骨が退縮すると入れ歯が不安定になりやすくなります。
インプラント
数本のインプラントを植立し、連結された維持装置に入れ歯を固定します。
入れ歯が安定し、動いたりすることを防止します。
インプラントの「メリット」と「デメリット」
メリット
- １．良く噛める
- ２．他の歯を無理な力から守ってくれる
- ３．長期的に安定している
- ４．取り外しの必要が無い
- ５．歯を削らなくて良い
- ６．違和感が入れ歯と比べるときわめて少ない
- ７．入れ歯と違い噛むことによる痛みが無い
デメリット
- １．手術が必要（軽い疼痛）
- ２．場合によって治療期間が長くかかってしまう
- ３．治療費が高い